うちの主人は今年の目標を「アンチエイジング」と定め、トレランと呼ばれている山岳マラソンを今年から始めました。もともと登山が趣味の人なので、「6000m登りに行くより全然安心」と思うわたしは、「そんな過酷なことさせて」と心配する周囲のひとたちをよそに、普通に応援していました。そもそも彼は登山をするときだって「帰ってこれないような登り方はしない」タイプなので、走り終わった途端ゴールで倒れて抱きかかえられる、なんていう都市マラソン派のような身体の使い方はしないんですよ。ちゃんと家に帰り着いてから倒れるんです(笑)。だからまあ、大丈夫だろうと安心してみているわけです。
 で、この週末、彼にとっての最大のイベントである「ハセツネカップ」が開催されました。70キロの山道を24時間以内に駆け抜けろ(不眠不休が基本)、というレースです。彼はこのレースを完走するのが目標だったのでそばにいて体調管理とかバックアップしてあげたかったんですけど、今回はお産の関係で別居中。ちょっとさすがに大丈夫かなあと思っていたのですが、結果は、予想よりも早いタイムで無事完走。朝8時過ぎに電話が鳴ったときは思わず声をあげましたよ。「もう着いたの?」との問いに「ごめん、もっと早く着いたんだけど、会場で寝てた(笑)」という余裕の声だったのでほっとしました。
 まあ、しばらくはゆっくり休んでもらわないといけませんけどね。