東京の自宅の台所環境は、かなりレベルが低いです。スペース自体が一畳くらいしかないような、簡単なオフィス仕様のミニキッチンなので、電熱のコンロが一口に、小さい流し台があるだけなのです。洗った食器を乾かすスペースはなくて、流し台のわきに小さなワゴンシェルフを置き、そこに主人がもともとアウトドアで使っていたホーローのコンテナを設置してなんとかしています。まな板なんかも大きいのは置けないので30センチくらいの小さいものを流しの縁5センチくらいのところに斜めに渡して使っています。フライパンだって一人暮らしサイズです。長男が生まれてしばらくするまでは、包丁だってペティナイフ一本でした。
 ところが、ここの別荘の台所ときたら、ガスコンロが二口あって、流し台も大小に仕切ってあるのがコンロの両脇に1つずつあるじゃありませんか。鍋だってザルだってやかんだって、大きいのやら小さいのやらそろっています(ここは楽団の人たちが合宿に使うための施設なので、相当人数分をまかなえるキャパシティになっているのです)。なんというかもう、別天地です。
 おかげで毎日の自炊が楽しくて、普段より品数の多い食事を提供して家族に喜ばれています。ガスコンロっていいですよ。ガス火万歳です。やかんでお湯が沸かせるってだけで楽しいんですもの。
 なんだか急激に太りそうで怖いんですけどね、、、、。