momo-kaun2007-06-04


 1週間もいるので、その間何を読もうか、事前にいろいろ考えました。でも、今までの経験上、ひとりで来るわけじゃなし、そんなに本を読んでられる時間なんてないんですよ実際の話。主人は出発前夜に「これとこれとー、あと雑誌は何冊までオッケー?」なんてのんきなことを言って、「もっと絞りなさい」とわたしに冷たくあしらわれ、ずいぶん苦しんでいましたが、かくいうわたし自身が今回もってきたのは、ネパール語聖書とネパール語辞書に、雑誌の切り抜きレシピ(自炊用)のみ。それよりも長男のために選ばなければならないもの(おもちゃ)が多くて、大変だったんですよ。自分の本なんて減らすしかないんです。
 さてくだんのネパール語聖書ですが、もちろん原書をそのまま持ってくると重いしかさばるので、事前にマタイ伝だけコピーをとってファイルしてあったのを持ってきました。なんでマタイなのかというと、クリスチャンで一応きちんと聖書の勉強をしたことのある主人に助言を求めたところ、「どれか選べというならマタイでしょう」と教えられたからです。一番オーソドックスな内容なんだそうですよ。
 そういうわけで新約聖書マタイ伝の一番最初から読むことにしました。いったい何が書いてあるんだろう、、、と思いながらネパール語を目で追っていくと、、、一番最初は「イェシュ クリストコ バンシャヴァリ(イエスキリストの系統譜)」でした。バンシャヴァリというのはネパール史では歴史書として一級資料にあたる王統譜のことです。わたしはネパール古代史に興味のある人間なので、この箇所だけで、結構「読む価値あるなあ」と感じました。ネパール語をどう使っているのか、を見ていくのが楽しいんです。オタクっぽくてごめんなさい。
 でもこのテの話題に「へー」って言ってくれるひとが一人くらいいてほしいなあ。いないかなー、やっぱり、、、。