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　去年の秋、春咲きの花の種や球根をいろいろ入手してベランダに蒔きました。おかげで今年の春は二月くらいからいろんな花が次々に咲いて、ずいぶん目を楽しませてもらいました。５月に入って、カモミールやストロベリーキャンドル（クリムゾンクローバー）が咲き始め、先日、ようやくコーンポピーが咲き始めました。これは、別名を虞美人草というんだそうで、文学部出身のわたしはその名前が気になってしまい（漱石の小説のタイトルですが、読んでないんですよ、ははは）、「どんな花が咲くのかしら」とこの半年の間楽しみに待っていたのでした。種を蒔いてから、半年もの間、なかなか大きくならなくて、「大丈夫かなあ、、、」と心配していたのですが、４月以降急激に成長し始めて、固いとげだらけのつぼみがやっとのことで咲いてくれたので、単純にうれしいです。
　深紅や緋色など赤い色のものが多いのですが、時々咲いてくれる桃色のものが、個人的には一番好きです。