チャドクガってご存知ですか。
 庭仕事をされる方ならこの名前を聞くと身震いされるひとも多いと思いますが、、、蛾の一種なんですが、この幼虫(毛虫)がツバキ科の植物について、その毛にふれると大人でもミミズ腫れを起こしてひどい目にあう、大迷惑な虫です。わたしはこの程度の知識まではもっていたんですが、知らないうちに、長男とふたり、その毒毛に当たってしまいました。
 われわれ二人は近所の図書館に出かけた帰り、区の管理する児童公園に立ち寄っていました。この公園は都が管理するもっと広い公園と隣接していて、こちらは去年、「チャドグガが発生しています」という張り紙が出ていたのですが、それは児童公園からは10メートル以上離れた場所。薮に入るわけでなし、遊具で普通に遊ばせる分には関係ないと思って、自分たちが被害にあったことなどつゆ知らず、自宅に帰り、昼寝をしました。そして夕方昼寝から覚めてみると、、、なんだかお互いに赤い発疹があります。特に長男に多く出ています。「なんだこれ??じんましん??」
 翌朝になってみると、症状は急激に悪化していました。長男の腕や首筋が赤く腫れ上がっています。明らかに、市販薬では手に負えないレベルです。あわてて近所の皮膚科に駆け込みました。「これ、なんですか?!」
 皮膚科医は一目見るなり、「チャドクガですねー、公園とか行きませんでした?」と一言。そしてチャドクガの毛虫の写真なんかを見せてくれました。「今ちょうど発生時期ですからねー、この季節は公園とか行かない方がいいですよ」。
 医師の説明によると、チャドクガの毛というのは、直接触れなくても、風にのって飛んできて、衣服の上から突き刺さってしまうものなんだそうです。なんですかそれは?!そんなの、発生の事実を知らなけりゃ、防ぎようがないじゃないですか!直接触るような場所に行かなけりゃいいんだとしか思ってなかった、、、。
 これから長男の腫れがひくまでの間、しばらくは周囲のママ友達に「あそこの公園はだめだよー、見てこれー」と注意してまわることになりそうです。